【第8回読書会】幸せな人はお金と働くを知っている
2025年7月の、ハリー進学教室の読書会、第一回目は、
鎌倉投信の新井和弘さんの、
「幸せな人は『お金』と『働く』を知っている」を取り上げました。
新井さんは、東京理科大学を卒業された後、金融の世界へ進み、
当時の世界最大の資産運用会社、つまり、外資系金融でバリバリ仕事をされていた方。
仕事もとても順調にいっていたけれども、
ある日突然、難病にかかってしまう。そして、仕事が継続できなくなってしまった。
その時に、「自分のやってきたことは本当に社会のためになっていたのだろうか?」
という疑問をもち、
真に社会のためになる会社を応援する投資信託を行う会社を設立。
収入は減っても、幸せを感じられるライフスタイルを築く過程できづいた、
お金との付き合い方や、働く意味を紹介してくれています。
ここからは私の所感ですが、この本の一番のメッセージは、
「自分なりの幸せの基準をもつことの大切さ」であると思いました。
一見、給与が高い外資系金融の世界は憧れですが、
反面、リーマンショックのようなことを起こしてしまっても、一切悪びれない人たちの世界でもある。
一見、よい大学にはいり、大企業に勤めていれば、安定して幸せそうですが、
外に出たときにつぶしがきかず、地位を失うことにおびえているひともいる。
そんな風に、ものごとには両面がある。
自分なりに、どういう状態だと一番幸せが感じられるのか、いったん他人の評価をおいて、
しっかりと自分の中にもつこと、これこそが幸せな人生を送るうえで一番大切なことだ、
そういっているように思えたのです。
ちなみに、新井さんの幸せの定義は、
①愛されたい人から愛してもらうこと
②尊敬している人からお前のやっていることは素晴らしいとほめられること
の2つだそうです。
読書会では、その点を中心に、生徒、保護者の方々にお話しをふっていきました。
ある小学生の塾生は「幸せとは、同僚からいやなことをいわれないこと」と発言していましたが、
まわりの人間関係というのはとても重要ですね。
みなさんは、どういう風に考えますでしょうか?
よかったら、考えてみてください。